【21ネッサXRインプレ】スピニングモデル S106MHを検証した結果とロッド選定基準

9月は先日SHIMANOから発売されたサーフロッド「21ネッサXR」について、そのレビュー動画に力を入れてきましたが、ここで一度所感をまとめておきたいと思います。

本記事はそのスピニングモデルについてです。

「21ネッサXRスピニングモデル」の実釣インプレ動画はこちら↓

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私はシリーズ中2番目のハードモデルとなる「S106MH」をレビュー用に調達しましたが、使ってみてこれは正しい選択だったと言えます。

やはり、ロッドのカーボン材が「スパイラルX」から「スパイラルXコア」にアップデートされただけではどうしても物足りなさが出てしまいます。

どう物足りないのかというと、それはキャストした時や魚を掛けている時で、要するに、ロッドに負荷が掛かかると補強材が上位モデルより少ない分反発力に差が出てしまいます。

「S106MH」に関してもロッドテーパーが「MH」とはいえ、万人がそれを手にした時に「お、このロッド強いね」と感じる程の反発力は持ち合わせていませんでした。

但し、気にしなければ問題ない程の一定のポテンシャルは達成されています。(詳細は動画でご覧ください)

「S108M+」や「S112M+」がサーフスタンダートと位置づけられていますが、それを鵜呑みにして購入すると絶対的に物足りなさを感じることとなるでしょう。

ネッサシリーズはメインターゲットがヒラメやマゴチなのでロッドは基本的によく曲がる設計で作られています。

フッキングの食い込みを良くする為とバラしを抑制するためです。

今回の「ネッサXR」の仕様ですと「S108M+」や「S112M+」は素材が少ない分どうしてもヤワ過ぎる仕上げとなってしまっています。

サーフアングラーは増加し続け益々持ってポイントもシビアになり難易度が高くなり続けるこの頃、そこで一枚のヒラメを釣り上げるとなると多くの釣りの引き出しが必要となります。

釣りの引き出しが多くなれば持ち歩くルアーも多くなり、一本のロッドで扱うルアーウェイトの幅も広がります。

そういった昨今のサーフ事情を考慮すると、主に重めのルアーの使用を想定した時に「S108M+」や「S112M+」では絶対的に扱いにくさを感じることとなるでしょう。

メインのサーフロッドとしての新調などをお考えの場合は、やはり「S106MH」又は「S100MH」を選択した方がより快適にサーフの釣り攻略に挑めると思います。

これをそういうモノだとして使うのか、やっぱりモノ足りないと判定するのかは人それぞれですが、私的な判断基準を考えてみたのでシェアいたします。

もし予算に都合が着くのであれば上位機種の「Xチューン」又は「リミテッド」を選ぶ方が良いと思います。

なんて当たり前の事は言いませんよ(笑)

と、いうことで、値段を落として上位モデルの「Xチューン」又は「リミテッド」譲りの良い竿と評するにはちょっと無理があります。

構成素材に違いがあるので上位のレベル感には絶対的に及ばないし及んでいなかったというのが現実です。

なので、今回の「21ネッサXR」は「ネッサCI4+」のフルモデルチェンジ版であり良くはなっているものの悪魔で「そのクラスのモノ」であったというのが私の結論です。

とはいえ、「そのクラスのモノ」を許容すればなかなかの使い勝手の良さですし、快適にサーフの釣りを楽しめるロッドであるということは確かです。

そして、ベイトキャスティングモデルについてはまったく別物というまた違った話があるのですが、それはまた別の記事にすることとします。

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