宮城サーフシーズン前二枚目!
海水温11℃!
#イこうみんなでワームマン
先日今季初モノ50UPをGETしたところで連チャンとは行かずとも、再度、ワンチャンをものにすることができました!
ということで、記憶も感覚もフレッシュなうちに「皆様の釣りの答えを知る手助けになるように」振り返っておきたいと思います!
- Hitまでのルアーローテーションとそれぞれの使い方
- 低水温期の狙い方とヒラメの傾向とベイト
そんなヒラメ動画はこちら↓
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本記事の内容
皆様は朝一フィールドに立ってどのルアーから釣りをはじめますか?
ここ三年ほどサーフヒラメ釣りのチャンネルを続けていますが改めて思うことは、朝一どのルアーからはじめるにしても、その後、どのタイミングでどのルアーでバイトを引き出すのか、如何に釣りをデザイン出来ているかがポイントになるなということ。
もちろん、朝一数投目でHITしてしまえばそれでOKですが、少なくとも自分の釣りは、毎回前日夜に次の釣りをデザインして概ねその通りに釣れています。
この結果から言えることは、ルアーローテーションはその全てでバイトを狙うのではなく、ヒラメのバイトスイッチをONにするための囮として演出することが効果的だということです。
YouTubeチャンネルメンバーシップでは既にシェアしていますが、私はこの囮の演出を「捨てキャスト」と命名しております。
- ルアーローテーションは囮と本命で設計する
- 捨てキャストとはヒラメのバイトスイッチをONにするための囮としての演出
- 捨てキャストで演出した後に本命ルアーをキャストしてバイトを引き出す
ということで、実際に実行してヒラメのバイトを引き出した捨てキャストルアーローテーションはこちら↓
※YouTube動画と連動していますので合わせてご覧になっていただくとイメージがつきやすいですよ♪
だいたいいつもミノーから始めますが、これはその日の状況把握がメインで、アピールとしては波打ち際を回遊するベイトです。
裂空がすぐにボトムノックするポイントなら浅すぎるし、ちゃんと引いてこれないなら流れにまとまりがありません。
逆にこれらが満たされる時は、ヒラメが着きやすいサーフの傾斜と判断でき、そういう所にはベイトも溜まりやすいと言えます。
この日は後者でしたが、ヒラメが着いているとして二、三回ベイトを演出できていればいいことと、沖に潮目が出ていたのでもう少し飛距離が出るミノーに変えます。
沖の潮目を狙うと同時にフラッシュブーストでアピールを強めます。
sasuke系でボトムノックしないところはだいたいこのミノーも引けるし、シンキングタイプを使えばよりボトムに沿って通してくることが可能です。
狙いは裂空と同じで回遊するベイトを演出。
ミノーを二連続で通した後は直線的な動きから縦の動きへと変化をつけます。
フォールに特徴があるシンペンでベイトの隙を演出し、逆にヒラメ目線として言うとバイトチャンスを与えることになります。
ハニートラップは引き抵抗が無くサーフだと扱いずらいですが、ボディーをフリフリさせながらゆったりフォールするのでリフト&フォールでの使い方がおすすめですよ。
ここで朝一最初のバイトを狙います。
ハニートラップでバイトチャンスを与えておいて、次はワームを目の前に通す作戦です。
朝一決めたポイントにヒラメが着いていたとして、散々ベイトを意識させられバイトスイッチは半ON状態でしょう。
目の前にワームを落とし込んでやれば、はい口を使いますねという思惑。
結果的にはここでのバイトは外します。
想定したバイトが獲れなかったということでワームに変化を与えます。
擬似エビワームで波動を細かくし更にバイトを誘います。
ここで獲れなければヒラメが着いていなかったと判断しポイントを小移動します。
左右の状況を見て少しずれるだけで違うのですが、自分がよくやっているのは15〜20m程度横にスライドすることです。
ここまで中〜近距離を攻めていましたが反応が無かったので次に沖をチェックしていきます。
この日沖にルアーを通すのはこれがはじめてなので、まずは様子見です。
モンスターショットで様子をみた後は、よりアクションがタイトでシルエットも細くなるヘビーショットを通します。
この組み合わせは双方のギャップでどちらかにバイトするケースが多いので、セットで使うのがおすすめですよ。
横にスライドしモンスターショット・ヘビーショットで沖から狙ってきましたが、本来ここでもう一度ミノーを通してベイトを演出させたいところをカットしてワームで勝負を掛けます。
この日は久しぶりの凪で空も真っ赤になり明確な潮目も出ていたので雰囲気的にはかなり魚が出そうでした。
これまで通してきたルアーを遠目から見ていたであろうと判断し、再度ワームでのバイトを狙います。
微妙な波動の違いで一気に食いついたりするので、はじめにシャッドテールで反応が無かったため、ピンテールで波動を弱めにアピールします。
再度、変化球的な擬似エビを投入。
絶対的にバイトを引き出せそうなワームなのですが恐らく色が悪いので、派手な色を調達して再チャレンジですね(笑)
残念ながらこの日はここまでで出なかったので、朝一ワンチャン狙いは概ねここで終了です。
ではどうするかというと、日が登ってから(日の出30分後くらいから)の朝二ワンチャン狙いでもう一度ローテーションをしていきます。
明るくなったところでクリア系のシンペンを投入。
どちらかというとヒラメには色物が効果的ですが、光の反射に変化をつけてアピールします。
フラットフラッターは巻いても落としても小刻みにフリフリ動いてとても良いのですが、非常に浮き上がりやすいためバイトレンジが外れがちなのが悩ましいところです。
光の反射に変化をつけたところで、次はマット系のミノーでシルエットアピールです。
ハイシーズンだとこの辺りのアプローチでバイトがありますが、昨年秋のJettyパターンがそれです。
間髪入れずにフラッシュブースト搭載ミノーでアピールします。
Jettyと同系統のウォブンロールアクションですが、マット系のシルエットアピールからフラッシュブーストにより光の反射アピールに変化させます。
これも昨年秋のパターンの通り効果的です。
ミノーを通した後はやはりシンペンで縦のアピールを加えます。
サーフでは重量のあるバリスタの方が使いやすいですが、慣れてくるとノーマルヨイチの方が流れに乗せやすく、よりスローにアピールすることができます。
ここで朝一狙いのローテーションに少しスパイスを加えます。
比重の思いメタルジグを使ってボトムを叩き(ノッキング)ます。
水中を泳がせるミノーや浮遊させるシンペンでは波動こそ出てはいるものの、ヒラメにとっては視覚的なアピールに留まります。
ですから、ここにボトムへ直接衝撃を加えることによってより直接的なアピールを加えます。
やり方はストップ&ゴーや1ピッチ2ピッチジャークでメタルジグをボトムまで落とし込むだけです。
コツは、沈下速度の速い比重の重いものを使うことです。
続いてスローフォールに設定されたメタルジグで沈下速度にアクセントを加えます。
沈下速度が遅ければボトム叩いた時の衝撃も小さくなりますが、ヒラヒラ浮遊させる視覚的アピールとボトムを叩く衝撃のダブルでヒラメにその存在を認識させます。
ここまで朝二のワンチャンバイト狙いは怒涛のアピールを続けてきました。
これだけ攻め立てればもうそろそろヒラメのバイトスイッチはONでしょうということで、満を持してワームを通します。
結果、まんまと目の前に落とし込まれたワームにバイトというわけです。
この通り、私は如何にしてバイト引き出すのか常日頃から釣りをデザインし、その時々の状況に合わせて調整を繰り返し挑んでいます。
この日の釣果は4/10の朝だったわけですが、HITルアーのワームセットはその二日前にtweetした通り、日々の考察から導き出し調達したセットになります。
ルアーのローテーションをデザインしその全てで狙いにいくのではなく、囮の捨てキャストで演出した上で本命バイトを獲りに行く釣りが如何に有効かということが分かるかと思います。
この様な思考の釣りは私のスタイルでもあると同時に、皆様が釣りをより楽しむための術として絶対的に推奨いたします。
4/2の釣果は海水温12℃、今回4/10の釣果は海水温11℃でどちらもヒラメを釣るとすればちょっと低すぎるし、それは複数HITや連日HITしないことからもそう言えることです。
また、同じフラットフィッシュのマゴチはまだまだ釣れませんし、シーバスや青物もその姿を見せません。
そんなシーズン前のヒラメの胃袋には何が入っていたのか、何を食っていたのかというと、今回運良く二枚とも消化しかけのベイトを確認することが出来ました。
4/2のヒラメが食っていたベイトはこちら↓
【攻略】2021年初モノヒラメは50UP!|解禁したてワームメソッドと時化のサーフ満潮パターンを実釣釣果ベースで生解説【必見】4/10のヒラメが食っていたベイトはこちら↓
ご覧になっていただいてわかる通り、どちらも120〜140センチほどのイワシです。
寒い時期ってもっと細かい物食べてるんじゃないの?と思う方もいるかと思いますが、ほぼほぼフルサイズのイワシでしたね(笑)
問題はこれをどこで食っているのかということですが、釣り上げた当日はサーフを回遊するベイトの存在は皆無。
ベイトうんぬんというよりも、むしろ生命感すらほぼ感じないまだまだ寒い冷たい海です。
なので、恐らく沖の深場で捕食したベイトだと思われます。
この事実から分かることは、低水温期であるとはいえ、ベイトとそれを捕食する条件さえ揃えば普通に食うということです。
この二枚のヒラメは今回たまたま何らかの理由で私が立ったサーフのルアーが届く範囲に着いていたわけですが、放ったルアーとその演出が捕食の条件と合致しバイトにいたったわけです。
低水温で低活性の時は鈍く分かりにくバイトだとかよく聞くと思いますが、どちらも「ガシっ」と衝撃が来るとても勢いの良いバイトでしたよ。
余談ですが、この低活性の時の鈍く分かりにくバイトについて私は否定派です。
たまたまそう感じるように引っかかっただけだと思います。
話を戻しますが、活性が低いから慎重にスローな釣りを続けていては絶対的にアピール量が足りず、自ずとワンチャンバイトを逃している可能性が高いということです。
ヒラメのバイトスイッチを入れられないだけで、意外といつものポイントに普通に居ると思います。
しかし、ハイシーズンでは誰かが釣ると続けて二枚・三枚と釣れることが多いことから分かるように、ヒラメは基本的に大なり小なり群れで接岸してきますが、低水温期の傾向としては圧倒的にピンで着いていることが多いし接岸サイクルも遅いです。
これがこの時期釣り当てるのが難しい理由ですね。
だからこそよりどのように釣りをデザインするかが釣果の分かれ目になるのだと思います。
とにかく躊躇せず遠慮せず、いろいろなことを試して行くのが良きと思います。
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