2020PLUGMANスタンダードはこちら!
先日、2020年版のサーフヒラメタックルについて、そのロッドからスナップまでを綴りましたが、今回はルアーボックスの中身になります。
YouTubeの動画ではほとんど釣れてるシーンのみを切り取って公開していますが、こちらの記事では、いつも使っているプラグとメタルジグを、Naosako的サーフスタンダードルアーセットとして書いていきます。
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尚、単に紹介していくだけでは面白くないので、実際のルアーローテーション例やコツを交えならが紹介していきたいと思います。
本記事の内容
サーフスタンダードルアーセットはプラグ20本メタルジグ10本程度(2020年版)
見出しの通り、筆者がいつも持ち歩くルアーセットは概ねプラグ20本のメタルジグ10本程度です。
ポイントの状況やその時の自分の流行りによって変わりますが、サーフスタンダードルアーセットとしてはそんなところです。
どの魚種でもそうですが、やはりヒラメにもカラーローテーションが効果的です。
なので、プラグ20本といっても一種類につき色違いで二、三本は持つので「2+3+2+3+2+3+2+3」で八種類程度です。
もっと言うと、同じネーミングをタイプ違いで持ってたりするので、種類的にはもっと少ないことも。
メタルジグも同様に、四種類程度を色違いでセットしています。
ルアーのサイズ違いやシンキング・フローティングのタイプ違い、メタルジグのグラム違いなど、それだけでアプローチもアピールもかなり変わります。
カラーレパートリーは、ヒラメにはやはり“赤金”系が鉄板ですが、派手系とナチュラル系の対局関係を意識し、後は好みでセットしていけばOK。
一つ一つカタログスペックをもじって紹介しても仕方ないので一覧にしておきます。
タイプ | メーカー | ルアー名 | ウェイト(g) |
---|---|---|---|
ミノー | ima | sasuke 120 裂波 | 17 |
sasuke 120S 裂風 | 18 | ||
sasuke 130 剛力 | 25 | ||
Jetty 135S | 26 | ||
kosuke 110S | 20 | ||
SHIMANO | 熱砂 ヒラメミノー135S FB | 30 | |
エクスセンス サイレントアサシン 129S FB | 26 | ||
DUO | タイドミノースリム 175 フライヤー | 29 | |
シンキングペンシル | JUMPRIZE | ぶっ飛び君 95S | 27 |
ぶっ飛び君 95S ラトルSP | 27 | ||
ima | YOICHI 99 | 28 | |
YOICHI 99 BALLISTA | 36 | ||
HARDCORE | ヘビーショット 105S | 30 | |
モンスターショット 95S | 40 | ||
モンスターショット 80S | 30 | ||
メタルジグ | ima | ガン吉 30 | 30 |
ガン吉 20 | 20 | ||
FoxTail 30 | 30 | ||
PoziDrive garage | メタルフラッター 30 | 30 | |
メタルフラッター 40 | 40 |
筆者の釣行は回数こそ多いものの、そのほとんどが朝マズメで、暗いうちにポイントinしマズメタイム終了と共に去る感じの二時間程度です。
なので、ルアー30本を持っていって一本当たりの使用に割り当てられる時間は均等割で4分程度です。
もちろん、その日その時の状況に応じて使用時間や頻度は変わりますが、かなり早いテンポでローテーションしています。
また、暗い時間は人が少ないということもあり、ポイントを横にスライドさせ、バイトエリアを微調整しつつ淡々と攻めていきます。
ローテーションテンポが速い理由は、ルアーの色やサイズの緩急の差で魚が反応してくるケースがかなり多いからです。
また、朝は食い気が立っている個体が多いため、速い段階でその日の当たりを引き当てたいということもあります。
動画でもよく目にするかと思いますが、ルアーボックスはこちらの3タイプがおすすめです。
特にリバーシブルタイプは、ルアーを一つ一つ単独で収納できるし、釣りあるあるの「ルアーガシャガシャ」もしなくて済みます。動画ではかなりガシャガシャやってますが(笑)
通常のミノーとシンペンはリバーシブルへ、130㎜超えのルアーは通常のボックスへ、メタルジグは一回り小さいサイズのリバーシブルへ収納してセットする感じです。
Naosako的サーフスタンダードルアーセットでの攻め方|ミノーで釣りたい時
一通りルアーを紹介したところで、実際の攻め方を少し解説しておきたいと思います。
今回は、バイトの本命をミノーとして実践しているパターンになります。
ポイントin後、初めは「ima sasuke 120 裂波」を通します。(「140 裂波」でもOK!)
同じポイントでも潮の流れやサーフの傾斜、ブレイクラインの有無や高低差など日々変わっていきますが、「120 裂波」をゆっくり通すことでほとんどの情報を収集します。
「120 裂波」がゴリゴリボトムノックするようなところだと浅過ぎるし、足元まで何にも当たらなければ1m程度の水深は確保されています。
「120 裂波」がすんなり泳がない場合は、水の流れにまとまりがなく、あまり良い潮とは言えません。
逆に、手元に程よく抵抗を感じ綺麗に泳ぐ場合は、魚が付きやすい潮の流れということが判断できます。
経験上、「120 裂波」が綺麗に泳いで手前に差し掛かるところで軽くボトムノックするようなところが一級ポイントになります。
ですが、暗いうちはあまりタイトに攻めすぎると魚が擦れてしまうケースが多いです。
なので、ここではマズメタイム突入後、魚のやる気スイッチが入ってからのバイト誘発への布石とするため、敢えてフェイクとして緩く通しておくのがおすすめです。
とはいえ、やる気のあるシーバスがバイトしてくるケースもあるので、逆にそっちを狙うのも有りです。
その場合は、「ima sasuke 120S 裂風」や「ima kosuke 110S」のシンキング特性を活かして、じっくり通してみるのがおすすめです。
注意)暗い時間にミノーを使う時はエアノットに注意してくださいね!
次に、中遠距離をシンキングペンシルでチェックします。
水深と強めの流れがありそうな時は「HARDCORE モンスターショット 95S」or「ima YOICHI 99 BALLISTA」、遠浅がず〜っと続いてそうな時は「JUMPRIZE ぶっ飛び君 95S」or「ima YOICHI 99」といった感じでルアーを選択します。
ここでもミノーで届かなかったところの情報収集がメインで、しつこくやり過ぎないことに注意します。
何故かと言うと、朝マズメに向けて沖から差し込んでくるヒラメを必要以上に刺激しないことと、ベイトに至っても、せっかく手前に入り込んできそうなところを捌けさせないようにするためです。
情報収集のコツは、沖の流れの向きや太さ、高低差の多いブレイクラインのチェックです。
前者は、俗に言う魚道になるところはやはりヒラメも付きやすいし、高低差の多いブレイクラインの傾斜には、やる気スイッチ待機状態のヒラメが身を忍ばせています。
既にスイッチの入りきっている魚は、この時点でバイトしてきます。
暗い時間帯に釣れちゃってるや〜つのそれがこれです。
日出30分前になると良い感じに明るくなってきますが、ここではじめのワンチャンを獲りにいきます。
朝一チェックした手前の一級ポイントに、再びミノーでアプローチします。
暗い時間帯とはちょっと変えて、早く巻いてみたりトゥイッチやジャークなどのアクションを入れてみたり、カラーチェンジやルアーチェンジのテンポを上げてよりタイトに攻めてみたりします。
朝一のフェイクが布石となり、日出に伴いやる気スイッチが入ったヒラメがバイトしてきます。
なので、全集中の呼吸で挑んでみてほしいのですが、このタイミングでより効果的なミノーがこちら。
- ima Jetty 135S
- ima sasuke 130 剛力
- SHIMANO 熱砂 ヒラメミノー135S FB
これらは昨年秋に特に大当たりパターンとして実証することができました。
使い方のコツは、ブリッブリに巻くことです。
半がリアクションに近いかもしれませんが、全て口を使ってきたので、それも込みでバイトを誘発させる効果があります。
そして、ルアーサイズや動きの緩急をつけるために、これらを織り交ぜて釣りを展開していきます。
- DUO タイドミノースリム 175 フライヤー
なかなか無い通常のミノーのように使えるロングミノーです。
サイズから分かる通り、このサイズ間にやられてバイトしてくるヒラメは多いです。
- SHIMANO エクスセンス サイレントアサシン129S FB
Jettyやヒラメミノーよりアクションを弱くしつつ、広範囲に攻めることができます。
痒いところに手を届けたい場合に使えます。
徐々に朝日が差し込んできますが、一旦、ミノーのワンチャン狙いから切り替えてシンキングペンシルで勝負を仕掛けます。
暗いうちにチェックした遠方のポイントから、今度はヒラメの捕食スイッチがON状態になっていることを想定して積極的に釣りを展開していきます。
潮の流れを利用したドリフト、ブレイクラインや地形変化周辺でのリフト&フォール・ストップ&ゴー。
派手にルアーをアピールさせた後は、緩急を意識しボトムを這わせるようなイメージでのデッドスローリトリーブも有効です。
ヒラメに有効なシンキングペンシルでの緩急の付け方のポイントは「フォール速度」です。
例えば「HARDCORE モンスターショット 95S」と「HARDCORE ヘビーショット 105S」では、前者はシミーフォールの振り幅が広いのに早く沈み、後者は振り幅が細かいのに浮遊しながら沈みます。
「ima YOICHI 99 BALLISTA」と「ima YOICHI 99」は、前者はモンショよりもっと直線的にボテっと落ちますし、後者はより浮遊率が高いです。
「JUMPRIZE ぶっ飛び君 95S」は、シミーフォールの振りが最も多いです。
これらのフォール特性を利用し、ヒラヒラと浮遊させた後に沈下速度の速い物を入れたりするとバイトに至るケースが多いです。
そして、「JUMPRIZE ぶっ飛び君 95S ラトルSP」など飛び道具的な物も織り交ぜつつ、多彩なアプローチでチェックしていきます。
注意点としては、シンキングペンシルはかなり飛距離が出るので手前を疎かにしがちになります。
ミノーで反応しなかった魚がいる可能性も大いにあるので、手前まで丁寧に攻めることで取りこぼしを防ぐことができます。
また、それとは逆に、広範囲をじっくり攻めているとあっという間に時間が経過してしまいます。
思うような反応を得られない時には、ちゃんと見切りをつけて次の釣りを展開することをおすすめします。
陽も登り始め、朝マズメのゴールデンタイムも佳境に差し掛かります。
ここまでで反応が得られない場合は、小移動でポイントの微調整をしつつミノーで近場をチェックしていきます。
気になっていたポイントがあれば近場じゃなくても全然OKだし、先行者が荒らし終えたところも有りです。
理想的には、潮が引かないと立ち込めなかった場所にサッと入ってサクッと釣るのが望ましいのですが、どのポイントにもうそういった隠れポイントは存在しているので、よ〜く観察してみてくださいね。
話を戻すと、より明るくなったところで何故またミノーを通すかというと、そこにヒラメが居るからです。
サーフの釣りは、その使い勝手の良さやロッドの長さ故にシンペンを多様しがちだし、中遠距離に固辞しがちになります。
やる気のあるヒラメは、足元の傾斜に張り付いて捕食のタイミングを待っています。
朝一、二度目のワンチャンを狙ってミノーで攻めてみてくださいね。
ここまでミノーとシンペンでの釣りを書いてきましたが、今回のようなパターンの釣り場合、メタルジグはフォローやよりタイトに攻めたい時に使用すると効果的です。
例えば以下のようなケースです。
- より遠いポイントへアプローチしたい場合
- モンショやバリスタでボトムチェックができない場合
- プラグよりもシルエットを小さく見せたい場合
- ルアーアクションをタイトにしたい場合
基本的にはプラグで攻めている中、これらのようなケースに該当するところでスパイス的にメタルジグを投入すると、思わぬところで旨味が味わえたりするわけです。
特に「ima FoxTail 30g」と「PoziDrive garage メタルフラッター 30/40g」は、群を抜いて扱いやすいし、フラットフィッシュの反応がめちゃめちゃ良いです。
双方、形状的には細形と小粒型の対極で、緩急を意識したアプローチにも向いています。
これらは特筆に値するため、また別記事にじっくり書いていきたいと思います。
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